腰痛に対する考え方と改善方法

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

目次

日本人の最大の悩み:腰痛について

骨盤の歪みが気になる
だいすけ整体院では骨盤の歪みを戻します。

腰痛とはどういう事を言うのか?

「腰痛」とは、疾病(病気)の名前ではなく、腰部を主とした痛みやはりなどの不快感といった症状の総称です。一般に、座骨神経痛を代表とする下肢(脚)の症状を伴う場合も含みます。腰痛は誰もが経験しうる痛みです。

(厚生労働省:第2章 腰痛対策参照)

 

腰痛で悩んでいる方はとても多く、2012年の調査では、腰痛患者数は6億3200万人で日本では約1000万人です。これは、人口1000人あたり約90人以上で国民の愁訴の中で第1位です。

このように、腰痛で悩んでいる方は、とても多い事が分かります。

では、腰痛になる方とならない方の違いは一体なんなのでしょうか?

 

腰痛のメカニズムについて

腰痛と言っても数多くの症状があります。腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、すべり症、坐骨神経痛、ぎっくり腰、慢性腰痛などがありますが、
腰痛になる方とならない方の違いは一体何なのか?

それは、「重力に干渉されない姿勢が出来ている事」です。
重力に干渉されないとは、どういう事かというと、地球上生活していると必ず重力が体にかかっています。
重力は上から下に引っ張る力なので体も下に常に引っ張られています。
理科の人体模型を思い浮かべてほしいのですが、人間の背骨は横から見るとS字をしています。

このS字は、2足歩行する為に必要な湾曲です。

湾曲の角度(曲がりがきついか緩いか)が関係しています。
想像してみて下さい。
腰の湾曲がきつい形状をしている状態で、頭から引っ張られる重力はどこから抜けるでしょうか?
おそらく、腰の湾曲の曲がりがきつい箇所か腰の骨(5個あるうちの4,5番目)から力は抜けます。
力が抜けるという事は、常に負荷がかかっている事になります。
誰が考えても腰が痛くなるなって思いますよね。

 

負荷がかからない姿勢をするにはどうすれば良いか?

日本人のほとんどの方が「反り腰」です。
反り腰とは、お尻が飛び出ている状態なのですが、反り腰だと体の形状上、腰の湾曲がきつくなります。
また、太ももの前側は常に緊張状態を作り、体感の靱帯は緊張している状態のまま。
こういう方の特徴として、仰向けで寝る事が出来なかったり、膝を伸ばして寝るよりも膝を曲げて寝る方が楽なのです。
そして、腰よりもお腹が前に飛び出る為、お腹が下に下がり肩が凝ったり、首が凝る、巻き肩の原因になります。

 

腰を良くする事で体全体の調子が回復する⁉

人間の土台は、「腰」です。
腰は、上肢と下肢のつなぎ目でもある為、腰が安定しないと上肢に影響を及ぼします。
例えば、地盤がしっかりしている地面に立派な根っこが生えている大木は、強風が吹いても、豪雨が降っても倒れる事はありません。
これは、土台がしっかりしている為ですよね。
ですが、地盤が緩み、根がはれない状況だと、大木は倒れてしまいます。
人も同じです。
腰が安定しないと、股関節、膝、足首、肩、肘、手、首、頭と全身に影響が出てきます。

ご自身の生活から変えていきましょう。

先ほどお伝えした反り腰を取らないようにする姿勢をご紹介します。

・お腹を引っ込めて生活をする

・おへそをみぞおちにくっつけるようにお腹を引き上げる

・骨盤で体全体を上に引き延ばすようにする(この時、肩には力は入れない)

・恥骨を前に出し、お尻に力が入る体制をとる

・足の親指に重心を載せる

文章では、伝えにくい所もあるのですが、以上の事を意識して姿勢を取りながら、生活をします。

そして、お腹を軽くする事が、腰痛から解放される第一歩と言っても、過言ではありません。
お腹を軽くするとは、脂肪を取るのではなく、「便を出す事」です。
便がお腹の中にあると、重力で下に落ちます。
そうすると、股関節に腸が乗っかり、股関節の可動が悪くなります。
これが、姿勢の崩れの原因でもあります。
臨床上、慢性的な肩こり、首凝りの方にお腹の施術をして、股関節についてしまっている腸を解放すると
肩こり、首凝りが改善するケースはまれではありません。
お腹の中が重いと、服を下に引っ張られている状態と同じ事です。
自然と肩に負荷がかかる為、肩が凝るという理屈もわかると思います。

私自身が腰痛持ちで、初めての腰痛は、中学一年の時でした。
今でもはっきりと覚えていますが、腰を痛める前に太ももに違和感があった事を覚えています。
それから、何十年と腰痛と付き合ってきました。
色々と治療もおこなってきましたが、一番効果があった治療は何かというと
「自分自身で行う生活習慣と食事の見直し」でした。
痛い箇所に原因がないケースがほとんどです。

最期に、お伝えした内容は、ほんの一部であり私が患者さんの体を触って分かった内容をお伝えしています。
ですので、これが全て正解というわけではありません。ただ、成果があった真実をお伝えしています。
姿勢の取り方や症状についての相談、質問など当院に来院した際にお伝えもしますし、相談だけでしたら無料で承ります。

腰を良くして、楽しい人生を送って頂ければと思っております。。

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この記事を書いた人
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久米 大輔

群馬県桐生市でだいすけ整体院を運営。治る力を引き出す施術で肩こり、腰痛などをのお悩みを解決しています。

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